はるか日和

映画、ドラマ、漫画、アニメ、Amazonプライムについて話します。基本ネタバレあるよ!よろしくお願い致します。

特捜部Q 檻の中の女

★★★★☆

【あらすじ】
殺人科の敏腕刑事カールは、捜査ミスで部下2人を1人は殉職、1人は寝たきりにさせてしまい、自らも銃弾を受け後遺症の残る重症を負ってしまった。
療養の末職場に復帰するも、癖のある性格も災いして元の殺人科には戻れない。そこで配属されたのは、過去の未解決事件を整理する特捜部Qであった。
特捜部Qの仕事は実質書類整理、完全に窓際に追いやられたカール。助手にアサドという若者を付けられるも、ただ書類整理をするのには収まらない性分。
未解決事件の中から不明瞭な事件を発見し、アサドと共に現場検証を行い始めるー。
デンマークの人気小説を映像化した、サスペンス映画がここに君臨。

【感想】
面白かったです。
全体的にストーリー展開も会話の少なさも、映像の色調も静かで、見始めてしばらくしてから「あれ?これ米じゃないな??何て言ってるか全く聞き取れないし」ってやっと気づきました。笑 デンマークの作品なんですね。

カールとアサドの対照的なキャラクターが良いです。ぶっきらぼうで他人から敬遠されがちなカールと、社交的で穏やかなアサド。これぞ相棒ってかんじです。お互いを補い合っています。

私は最近米映画・ドラマばかり見ていた為か、ミステリ感が強いなぁと思いながら見てました。あとは被害者を死に至らせるまで苦しめる方法がすごい凝ってる。減圧機(潜水艦みたいな形)で何年もかけて圧を上げてから下げて減圧症にするっていう(多分こんなかんじ??)。
このデカイ機材が置けるところも、こんな機材があることも、なんとなく海に囲まれた土地だからなのかなーと思いました。

全体的にちょっと飲み込みづらいところがあって(被害者に何でペンチ渡したの?とか、そもそもなんで一発目の捜査でこの事件えらんだの?とか)、個人的にはもう少し読み込みが必要そうです。

カールとアサドの関係性は今後も期待です。
最初はアサドを遠ざけたがってたカールは、段々と心を開き始めました。散々不味いと言っていたアサドの珈琲でしたが、市販の珈琲を飲んで「君のより不味い」って言うシーンは良かったですね。
アサドは熱心かつ献身的にカールに着いていきますが、ここのアサドからの心情ももっと汲み取れればとおもいます。

では2作目見ます。
失礼致しました。